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課題を念頭に 〜白峰三山〜

白峰三山縦走をこなした。
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昨夏、北岳のみの登頂はしていたけど、間ノ岳、農鳥岳もしくは塩見岳までの
縦走は次回と考えていた。
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9月の最終日から3泊4日で、この縦走を実行。
ユッタリ登山ともなり天気にも恵まれ、いろいろ事件はあったが気持ちのいい山行となった。
事情もあって、今回はミックスでパーティは8名、結構なご年配も数名参加することとなり
いったいどんな道中になるのだか。
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今回の山行にはオーバースペックながら国際山岳ガイドもつき、些か、のほほん高級登山である。。
折角だからいろいろ学習させてもらうこととしよう。

【課題1】可能な限り国際山岳ガイドと話しをし、その考え方や方法論などを肥やす。

若い方で眉間に皺のよるような近寄りがたい雰囲気も無いし話しやすそうだ。
そんな30代前半という若さで国際山岳ガイドというから素晴らしい。
以前、涸沢小屋ですれ違った江本ガイドくらいなのかなあ。。
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広河原を出発し、昨夏では下山ルートで使った白根御池小屋のほうから登っていった。
昼過ぎからの出発だったのでユックリ。
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汗がでるか出ないうちに白根御池小屋に到着し、初日はここで一泊。
本来なら肩の小屋まで行けてしまえばというところだが、今回はペースに合わすことも学習。
疲れない登山ペースを知っておくことも必要と肝に銘じた。

翌朝もユッタリ。
小屋で朝食を済ましてからの出発。
2日目は草スベリにはじまり北岳山荘までだ。
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富士山でも、穂高や以前の北岳でもそうだったが、3000m程度での高度障害は殆どない。
あるとすれば、寝起きに素早く行動すると、少々心拍が上がる程度。
今回もそうだった。
Mont Monsieurのもう1人のメンツは、いつも浮腫むし、今回も浮腫んだという。
その日の体調にも依るが、本当、これだけは人それぞれだから対処を学習してかないといけない。
一応、通り一遍の理解はしているが(ダイアモックス処方、高度順化、呼吸法、禁忌事項等)
宿題として戻ってからお医者さんもビックリなくらい完璧な理解となるよう調べてみることとした。
と、いうことで

【課題2】各高度障害症例の原因と、その具体的対処を徹底的に調べる。

北岳登頂2回目。
日本で2番目の標高だ。
標高至上主義は全くないが、南アルプス、八ヶ岳、そして北、中央をバランスよく見渡せるところが好きだ。
この日はあとは下るだけ。

北岳山荘に着いてから、機上からしか観たことの無かった『ブロッケン現象』を拝観した。
何かいいことありそうなんて勝手に思ったので、拝んで観るで拝観。
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この日、国際ガイドの江本さんの顔も見えたが、わたしたちの山岸ガイドとは同じENSAの
同窓生だったよう。
結局、山岸さん、江本さん、江本さんのクライアントと揃って消灯まで食堂で話し込んだ。
充実した稜線小屋泊だった。

翌日も、しっかり朝食をいれてから出発。
この日は、爆風が吹き荒れた。
夜中もテントが数名吹き飛んでいたようだ。。
ということで、

【課題3】爆風時の山行での具体的な対処法を習得

この日は、ほどほど肌寒い朝から始まった。
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霜も降り間ノ岳から農鳥岳間の稜線上が爆風が吹き荒れ、
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瞬間最大風速30mはするのではというありさま。
70kgの自分でさえ少し気を抜くとあっという間に身体を持ってかれるだろう勢いだ。

このあまりの爆風と標高3000m続きで、ご年配方の数名がボロボロになりはじめ高度障害が顕著になり、
目が見えないとか、フラフラする、農鳥までの岩陵よじ上りでプチ滑落したり(後方の女性がタイミング
よく抱っこキャッチしたからセーフ)爆風で帽子が飛ばされてしまったり(紛失)など、踏んだり蹴ったり
(ご当人が)状態で、こちらの方は目の当たりにしているのが辛くなってきた状態。
仕舞にはそんな靴では駄目ですと烙印を押されてしまい、そもそもサイズが不完全ということと、遭難して
いる方々の靴のワーストメーカーというデータもあるらしく(ここでは表記できないけど)突き上げられて
しまった。
しかし、ここで恥をかいておくことが今後に繋がるはず。
今秋で、今の3シーズン用は履き潰す予定ではいたものの、気を引き締めようとしっかり耳ダンボだった。
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ちなみに、上記写真で左上ぎみにストックとともに撮っている方は駄目だしでした。
右の黄色いスポルティバは勿論ガイドさん。
ここで、、

【課題4】基本に立ち返り、歩き方の総ざらい。いつの間にか自己流に陥って脚を壊していないかチェック

このパーティでは、ずっと最後尾につけていて写真をバシバシ撮ってついていくのがちょうどよい。
大門沢到着するまで、さすがにペース遅すぎとガイドさん判断が下り、パーティを2手にわけた。
急ぎ目でもけっこう暗くなってからの到着となり、小屋主にけっこう嫌な顔をされる。
『まだ来ない人いるんですかぁ?夕食しめますよぉ・・・。』
とまで言われる始末。

無言の夕食、たいへんだったご年配の方々が心配だったがしっかり食べていたので安心した。
大門沢にて3泊目を過ごす。

翌朝、出発間際は笑顔で
『最後ですから気持ちよく参りましょう』
という雰囲気で和やかにスタート。
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このガイドさんの統率力には敬服する。
この日は、注視していたのだがご年配2名が揃って前方に将棋倒しで転んで(幸いに大怪我はなく)
1人の方は眼鏡を破壊してしまった。
これが最後の事件となったが、ガイドさんの素早い救急でことなきをえた。
そこで、

【課題5】リーダーは、立後れる者がいても『山は自己責任』のもと微妙な距離感を保ちイザという
時はどうにかする。


これは4日間通して痛切に素晴らしいことだと思った。
一朝一夕には真似られないが意識は持てる。
何でも助けてしまうことばかりがいいとは限らないのが山なんだと確信した。
残雪富士での雪訓にて国際山岳ガイドに言われた言葉を情景とともに遠い目で思い出す。。

次回は、今回掲げた5課題について考察したい。

*最後にちょっと話がづれるけど、とある山荘は素晴らしくサービスがいいと思ったことがあった。
眼鏡の忘れ物をしてしまったのだが、後日キチンと探し出し郵送で送り届けてくれた。
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また、その確認の仕方もしっかりとしていた。
ホント、北岳山荘さん素晴らしい!
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斑尾高原で走る

時系列がずれてのブログです。。
10月初旬の連休、斑尾高原にてトレラン大会に出場するため長野入りした。
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景色はすっかり秋、黄金色が眩しい。。
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本年度は1月に徳島千羽海崖にて34km。
3月に熊野古道中辺路にて33km。
上記2レースは必死に走った。

9月に朝霧高原22km(天候不順過ぎて断念)
で斑尾は4回目、、天気は良さそう。
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余裕をもって2泊3日で初日移動、中日調整、最終日がラン日。
そのまえに、北竜湖で調整ランだけして心肺だけは刺激をいれておいた。
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その周囲は静かで、ゆっくり走れた。。
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本年度はすっかり弱気で、ショートのものばかり。
昨年、ハセツネで完走して以来強気になるどころか、テクニカルな登山への探究心が
一層強くなりすっかり普段のランも少なくなっている。。
一昨年はむしろやりすぎて、座骨神経痛から、大捻挫までやり、去年は慎重に体力作りを
していたが、今年はテクニカルに走ったことでなかなか自分の中でバランスがとれない。
そんな時は無理せずにということでなんとか納得しているわけだが。。

ということで、張りつめた緊張感は一切無く、記録も気にしない程度でゆったりラン。
勝手ながら、むしろ記録は残らなくていいのだけど。。
とにもかくにも斑尾トレイルではそう決めた。。
前日のコース説明会にでるも上の空。
シリアスモードの方に申し訳ないくらいだ。
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すっかり日が落ちる中で、スポンサーのブランドステッカーをいただき退散。
ラン日前日が終わった。
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そんなわけで、本来、この斑尾も50kmとあるのだが、16kmでエントリー。

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ゴール間近地点。
50kmのほうでもないし、頑張ってないから、よく頑張りましたというのを読むと気が引ける。。
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しかし、ここのところ、
『ちょっとサボってるんじゃないの〜』
『なんか太ってきたんじゃない〜』
という声も聞かれ始め、少々動揺し始めた。
体重は変わってないんだけど。。
ちなみに1週間後には上越国際でのトレイルランにも出場するので
今週末は必死に走ります!
でも、また短くてシルバーコースの12kmなんだけどね。

【第9話】モン・ムッシュー~危急時対策2~

長野県山岳総合センターのリーダーコース、下期スタート。

今回も前夜に長野入りし紅葉も期待できるし楽しみにしていた。。
実際景色に恵まれた。
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北アルプス七倉岳の登山道入口付近高瀬川渓谷にて再度、本年度実地訓練
の締めくくり。
今回の自分の属するチーム講師は、ひときわ実践に即す内容で定評のN氏。
しかも、トークも楽しい。
始める前は、こんな感じで緊張の面持ちだが・・・
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危険箇所の通過、ビバーク、負傷者の搬出方法等を総ざらい。
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締めくくりでは、最高40mほどの絶景高巻きコース直登&懸垂下降や
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沢部での “へつり” もサラッとこなす。
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初日は、ビバーク地にツェルト設営後すぐにいままでのリマインダーのように
近場の岩場でしっかり復習と負傷者搬出やザック&カラビナでの背負子、
ロープ編込み、灌木を利用したタンカ作成等々。
カラビナワーク(ロワーダウン等)、スリング、ロープマン(英国製登攀具)
を利用した即役立つ実践技術も総ざらい。。
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他のチームは団体で同じ地で講習を始めたが、わたしたちNチームは
ガレた旧登山道も使い、かなり奥の沢でトレーニング場を求めた。。
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このルートで七倉岳の登頂は登りがいがあるということ。
紅葉景色も爽やかな最高の実地。
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次回12月の「冬山に向けて(山岳気象・冬山装備他)」の前に、
このコースを利用して縦走して登ってみようか。。
もしくは七倉含み、雪景色をまとった後立山連峰の裏銀座を、今年の雪山登山
で組み込もうかなぁ。。
隊員求む。。
年内もまだまだ山トレをこなす予定です。
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熊野古道を往く 3日目最終日

3日目:楊子の宿小屋~明星ヶ岳~仏生ヶ岳~孔雀岳~釈迦ヶ岳 ~深山小屋
~大日岳~太古の辻~二つ岩~前鬼~前鬼口バス停


今日は早ければ、前鬼バス停に8:50までに到着したい。
1日に前鬼からは8:59と14:58バス2本。
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それが無理なら、最悪でも14:50には到着しないと帰れないから
AM3:30に出発。
グッスリ寝れるかと思ったが、人が通ったんだかそうでないのだか
わからないような変な物音や、風などで枝が折れるような音が
静かなだけに響き渡り、むしろ寝づらかった。。

またどこかで、1人ビビりがはいっていたようだ。。

疲労度もあったはずなのに、AM3:30にでるとなると、それなりに緊張感
が高まったまま。

『今日なんとしてでも達成したい。。』

夜が明ける前、またしても大変な濃霧。。
ドアを明けると前日以上に見えない。。

1歩踏み出し出かけようとしたそのとき、
急に “熊” のことが気になり始める。
雲取山に行ったときにメンバーの一員が用を足すときに遭遇したことや、
徳島のアドベンチャーレース時に、奥深い山中で明らかにかなりの
大きさの動物の目が光ってずっと凝視されていたことなど
思い出してしまったのだ。
しかも、人気も私以外にないからなおさら。。
また、踏破距離も長いから必然的に遭遇確率だって高いはず。
一度そんなモードになると、なかなか治まらない。

『早く視界が開けてちょうだい。。』

自分の頭上のヘッドライトは首を振り振りサーチライト状態で右左と、
時にはだるまさんが転んだっ!みたいに急に振り返りながら、手元の
ハンドライトで足下を照らしつつ、見えない中を進んでいった。

そんなさなか、『暗中模索』という言葉を突如思いだす。
そして、『Aren't you Mosaku?』
まで脳裏をよぎった瞬間、1人ほくそ笑んだ。
もう大丈夫、怖くない!

仏生ヶ岳途上の登山道は、雨や濃霧などでコンディション悪いと、慣れて
いないとロストしやすい感じでトレース(らしきものも)もあちらこちら
に拡散ぎみだった。

そして、写真撮る余裕はここまでのところなく、1番バスに間に合えと
ばかりに先を急ぐ。

鳥の水を超え、歩き辛い平坦な岩場を超えていくと、孔雀岳へ近づく。
ここらで少し明るみが。。
少し脇へ逸れてみて、見晴らしの良さそうな岩場の上にたってみる。

『晴れた!』
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よし! 今日はいける!
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孔雀から釈迦ヶ岳手前の稜線は何とも気持ちのよいスポットだった。
調子悪いカメラに多少の期待をしながら、雲の流れの速い中、
結局、30分程度にわたりカメラ&携帯カメラ振り回し続けた。

『8:59のバスは諦めよう。』

釈迦ヶ岳までに、こんな切り立った場所が何カ所かある。
ここは『貝づりキレット』だ。
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孔雀岳から釈迦ヶ岳の稜線は奥駆道の難所の1つだそうで、たしかに
鎖場や高度感のある岩陵が充実し、すっかりアルプス気分。
しかし、思いもよらず、この界隈で傾斜側の脚を踏み外すように滑らせ、
その勢いで片足屈伸するように左膝頭でカメラの広角レンズを挟み込み、
左肋骨を抉るように強打した。。

『ハウッ~!』

ハセツネのときの大転倒を上回る痛みが走る。。
一瞬にして戦意喪失。。
気がどこかで緩んでいたのだろう。
しばし、自己嫌悪に陥りながら気力の回復が見られるまで、キレットを
眺めつつ補給をゆっくりと摂り休憩することとした。

最後の難所の『杖捨』の登りは、這いながら登る感じ。
肋骨の痛みを堪えながら登っていった。

ようやく釈迦ヶ岳。
このお釈迦様は分割ではあるものの大正時代の1人の強力が担いで設置
されたということ。 ものすごい!
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景色もよい!
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縦走してきた山々が見渡せる
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もう、すっかりここで大休憩、そして大満足。
ここがこのコースで最も歩きがいのあるところだった。
ショートの行程なら、八経ヶ岳から前鬼までのコースをお薦めする!

ここからはほぼ下りっぱなしで、登りもごく一部。
相変わらず肋骨が痛むので、どうしても若干怯みながら歩いているので
時間がかかる。
1度下りきって深山小屋から大日岳の登攀へうつる。
もうここまでくればスタコラサッサで、もうルンルン。
痛みも薄くなってくる。。
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そして待ちに待った、太古の辻にて大峯奥駈の北部縦走の終焉を告げる看板が!
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『やった!』

ここからは本当に下りっぱなしでこれでもかって言うほど下る。
二つ岩を超え、サクサク下る。
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前鬼到着目前あたりの渓流わきで、脚をクールダウン。
全身浸かりたいくらい暑かったが、辛抱。
この後、靴も靴下も洗った。。
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前鬼宿坊群付近。
ここからバス停まで10km弱もありけっこう長いんだなあー。。
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最後、前鬼バス停付近。
ここで乾かすは着替えるは、茶を淹れるはで2時間弱過ごす。
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長かったが充実した山行だった。
コンディションよいときに再度行きたいし、南の奥駈もチャレンジしないと。
次回を楽しみに思いつつ、バスに乗って帰途についた。

*肋骨は、実はその後痛みが酷くなり整形外科に行ったが、骨折はして
いなかったです。
今でも疼いて痛みは完治していないけど、咳やクシャミができるように
なりました。

おわり

熊野古道を往く 2日目

2日目:山上ヶ岳~地蔵岳~小普賢岳~大普賢岳~七曜岳~行者還岳
~弥山~八経ヶ岳~明星ヶ岳(まき)~楊子の宿小屋泊


AM4時に朝食を依頼してあった。
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当然のごとく、また櫃ごと平らげる。
前日の寝不足も手伝ったのと、1人という静けさもありグッスリ熟睡。
かなり体力も回復した。

外に出てみると、たいへんな激濃霧。。
そもそも、1メートル前も見えないから写真なんか撮せない。
『この濃霧、異常なんだけど…』
なんて少々ビビりモードで1人出発。。
ヘッドライト、ハンドライトのダブル利用でもよく見えない。。
すごく遅いペースで進む。
途中で間違えているかどうか迷い、1度戻ってしまったくらいだ。
よって1時間のロス…

修験道で利用される王道コースということで、
なにか1歩1歩踏みしめていくごとに、感覚的に重みを感じる登山だ。

水場もある小笹の宿を通過。。
ようやく霧も晴れて来た。
ロスしたから、こんなところですっかり明るい。
とっくにスルーしているはずの場所なのに。。
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その先を急ぐ。。

風景も木々の朽ち方であったり、生育の仕方が曲がりくねっていたり
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岩陵の険しさなどなど、厳しさをもの語る。
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そういうひとつひとつの登山道パーツが湿り気を漂わせながら、
『ここはたいへんな場所なんだぞ。。』
と語りかけてくる。。

山上ヶ岳も終盤に差し掛かると、女人結界門がまたでてくる。
ここから先は、熊野方面に向かうならもう女性も登山道に入れる。
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しかし、先人たちが戒律上保ってきた文化とはいえ、この女人結界自体が
世界遺産になった決定的根拠ではないし、昨今の女性のありかたを考えると
異論が噴出するなかで、わざわざ結界を保とうとすること自体に違和感を覚える。
価値ある建築物の保存で無い限り、やはり『文化』は世相を反映しながら
生まれそして廃れていくものではないだろうか?

難しい議論だとは思うけど、この女人結界というもののありかたは常に
議論され続けてほしい問題だと思う。
むしろ、そんな『女人結界闘争』があったこと自体がさらに、あらたな文化の
始まりになるのではないのか?
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そして、黙々と、頂上から何も見えない風景をよそに縦走を続ける。
特に、七曜岳はほんらい絶景だったはずだからひじょうに残念。。
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行者還岳を下り、次なる弥山へ向かうまでのあいだ、急に暑くなってきた。
『晴れてきた!!』
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本日、宿坊からここまできて見かけた人、すれ違いの人、ゼロ。。
なんとか、今回の縦走を成功させたい気持ちはあるのだけど
1人が続くと、ペースを保つことって本当に難しい。
疲れがでてくると、やはり弱気になるし、ここまででいいか
なんていう妥協感覚を納得させるための理由まで探すようになってくる。

そんなときに、1組の男女ペアの登山者が向こうから見えてきて、
話しかけてくるではないか!

その彼らとのコミュニケーションによって気分転換ができ、
モチベーションが強くなり、散漫だった集中力が増した。
その勢いで、山頂直前がたいへん急でかなり辛い登りだったにも
関わらず、おかげさまで一気に登りきることができた。
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ここで、2日目のハイライト区間が終了。
本来、3泊4日スケジュール組なら、ここで宿泊。
しかし、2泊3日なので、ここだと帰りが間に合わない。
進路を八剣山(八経ヶ岳)、今回のゴールの前鬼(ゼンキ)を確認した。
あともう一息進まないと!
そして、百名山のひとつの八経ヶ岳通過!
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ここを超えると、峠とまき道で頂上経由はない。
しかし、ここらは崩落箇所が何カ所かあり、夕刻も近くなり、気の弛み
はじめる頃。少し緊張しながら進んでいった。
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18時を超え、長い長い13時間強の登山を終了。
なんとか予定通りの楊子の宿避難小屋で2泊目。
今夜もお1人様のようだ。。
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つづく

熊野古道を往く 1日目

先日、関西出張を機に登山スケジュールをくんだ。
関東からはアルプスは行けてもなかなか近畿以南の山へは
行く機会が少ない。。

この夏予定していた、後立山連峰&剣、立山の北アルプススケジュール
も困難となり、今夏、富士山2回、雲取山1回という中で、本格山行を
成し得ていなかったこともあり、なんとしてでも実行に移したかった。

そこで決めたのが、2泊3日で熊野古道の
『大峯奥駈道北部縦走』。
吉野~前鬼口という、約60kmの計画である

世界遺産の潤沢な熊野古道へ!
さらに研究してみると、熊野古道の中でも『大峯奥駈道』というのは
ふつうの参詣者向けではなく、修行者のための靡(なびき) と
呼ばれる行場が何カ所も存在するもっとも険しい山行になること。

ならばという思いでこのコースに決定。
綿密に計画を練って、いざ出発。。
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行程はこんな感じ。。

前泊 吉野中千本 宝の家( http://www.hounoya.gr.jp/ ) 
1日目:吉野中千本~青根ヶ峰~薊岳~四寸岩山~大天井ヶ岳(在来道)
~五番関~山上ヶ岳(宿坊泊)

2日目:山上ヶ岳~地蔵岳~小普賢岳~大普賢岳~七曜岳~行者還岳
~弥山~八経ヶ岳~明星ヶ岳(まき)~楊子の宿小屋泊

3日目:楊子の宿小屋~明星ヶ岳~仏生ヶ岳~孔雀岳(まき)~釈迦ヶ岳
~太古ノ辻~前鬼~前鬼口バス停



結論からいえば、この行程はなんとか達成されたが、1日目の睡眠不足と
豪雨による疲労、2、3日目は朝方の超濃霧によるルートファインディングの
苦労があり、かなり厳しい山行だった。。

初日、吉野出発。
春には、桜満開で素晴らしい景観となるお決まりポジションでパチリ。
桜こそないが、側にいたカメラマンが
『この雲の流れは滅多に無いよ~。。』
と教えてくれた。
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さあ、先を急がないと。。
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前夜は結局宿に着いたのが22時過ぎ。。
入浴し、支度していたらあっという間にAM2時。。
AM4時にでようと思っていたが不可能。
それでもAM6時にはでないと。。
しかし、なかなか寝付けず、ほぼ一睡もできないままに出発したのだった。。

出だしは林道ばかりで、なかなか落ち着いて山道には入れなかった。
吉野山、高城山はほぼスルーし、青根ヶ峰はまいた。
四寸岩山の手前でようやく山道らしき山道へさしかかった。
脚慣らしにちょうどいい感じ。
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残念ながら景観もいまひとつですぐ発った。

百丁茶屋跡にて二蔵宿小屋をパスしていく。
下記の通り、この縦走コースの小屋はけっこう充実している予感。。
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このまま大天井ヶ岳へ向かおうとするが、途中、在来道との
分岐のようなところで曲がってみると、まき道へ。。
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水場の音が大きくなってくると、足場が思いっきり崩れた場所へ。
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その一方で、こんな命も育まれている。。DSCN8447.jpg

慎重な足取りで歩を進める。。
昨今大雨ばかりで、まだまだこんな箇所がたくさんあるようだ。。

そしていよいよ山上ヶ岳への登りへ。
その直前に五番関というところに、大峯山寺の管轄から
『女人結界門』が。。
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ここからは本当に女性は通っては行けない。
その諸説由来がいろいろあるが、貴重な話を聞いたので、
それについてはまた別で語る。。

ここで大きく休憩をとろうとするも、来るか来るかと思われていた雨が、
もの凄い勢いで降り始めてしまった。。
あまりの激しさと雷とのサンドイッチで少々怯む。。
ここから当分、ちょうど避難小屋もなく、尾根続きになりビバークも厳しい。
踏ん張って、洞辻茶屋まで急ぐことにした…。

しかし、降り止まず、1,5時間ほど土砂降り続き。。
ここらは、屋久島もビックリの、日本というより世界有数の降雨地域。。
激しい~…

さすがに疲弊し、洞辻茶屋までなんとか急ぎ辿り着き失われた電解質
をたっぷりと摂る。

茶屋前の彫像撮ってみるも、豪雨のおかげで、こんな感じで、カメラ
までも調子悪くなってしまった。。
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どっと疲れがでた。。
しかし、ここからユックリだらだらとしても、1時間ほどで本日最低限の
目標のコースメインのひとつ、山上ヶ岳に到着するので、ここでたっぷり休憩。
茶屋の主人と話す。
『今日は無理せず、次の宿坊でゆっくりするのがいいよ。』
無論、その予定だ。。
調子良ければ、小笹の宿という避難小屋で泊まるかテント泊するかと
考えていたが、そんな気力は消え失せていた。
ここで、雨が止むまでいて、結局1、5時間ほどいただろう。。
ようやく雲の流れが落ち着いた。
ここから続々と岩場、鎖場がでてくる。
大峯山寺の行場がでてくるのだ。。
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ここも、行場のひとつで“西の覗”という行場。
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日本三大荒行の行われる場所のひとつで、この展望をうつ伏せに半身を
崖からだしながら、懺悔供養をするのだそう。
こんな風景ならふつうに眺めていたいものだ。。 
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ここを超えると、ようやく宿坊群に到着。
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5件あるうち、最上にある、櫻本坊という吉野にある寺院の
宿坊にお世話になることにした。
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選んだ理由はシンプル。
もっとも眺望に恵まれていたからだ(笑)
たまたま、もっとも格が上のお寺さんだそうです。。
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本日は、わたしひとりの貸し切り!
ほんとうにユックリと休める。
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お湯をいれてもらい落ち着いてコーヒーを。。
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お風呂もいただき、冷えた体に気持ちよい!
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晩ご飯も櫃ごといただきました。
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ひとりユルリとグッスリでした。。
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翌朝は頑張って長丁場をクリアしないといけない。
睡眠不足を解消すべく21時前には就寝。
本当に泥のように眠った。。
つづく

【第8話】モン・ムッシュー~危急時対策1~

上期最後の虎の穴、山岳技術合宿がはじまった。
危急時対策というけど、いままでのロープワークのおさらいが中心。

はじめに机上学習で、ロープ角度が何度のときにどれだけの力が加わるかという、
ロープワーク上の理論を頭に叩き込んだ。
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前夜はなかなか寝付けず、眠くてしょうがない。。
センターの寝床はこんな感じで、休憩の度にここに入りたくなる。。
まるで、消防署の寝床といつも思ってしまう。
消防の人からすると、いかにも自然体験教室をやるような『自然の家』ぽいっと
言うんだけど。。
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センター学習終え、人工岩場へ!
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これから、ロープで登ったり降りたりを今までの学習してきた技術を駆使して
とにかく繰り返す!
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こんなことも!
[高画質で再生]

ビレイ制動体験2 [レンタルサーバー]

この日は早々に就寝しようとしたけど、なんだか皆の勢いにのまれ
食堂で就寝厳守時間ギリギリまで夜なべ。。
眠くてしょうがないのに~。。

翌朝は、富山、長野の県境に近い、高瀬川支流の七倉沢の上流へGO!
ここは山岳センターが開拓したトレーニング地でボルダーのメッカ。
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『ちょっとは濡れるかもしれません。。』
『沢靴でなくてもいいですよ』
…って、来たら、完全に沢登りじゃないですかっ!
アプローチシューズだし、沢用ゲーターも用意しなかった。。
確かに『危急時対策』だろうけど。。
そんな中で、半分以上のメンバーは沢仕様で来ていた。
しかも、講師陣は完全に沢仕様。。
やられた!

フェルト製のモンベルやキャラバンの沢ブーツ、沢足袋もメジャーだったけど、
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地下足袋or沢足袋&わらじが安定的に滑らないことがわかった。
今回の経験から地下足袋&わらじ仕様で今後は揃えようと決めた!
ただし、わらじは1日きりで使い捨てになるくらいボロボロになる。。
これで半日程度。。
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こんなように、沢の遡行時に現れるゴルジュなど、高巻きや徒渉などできない
場所を越える際、水際の岩場を横へ横へと移動する『岩場のトラバース』。
いわゆる山岳用語で『へつり』を、ハーケン(金属製くさび)打ちながら
フィックスロープ張って移動を繰り返す。

下記はトップでリードしハーケン打ちながら先を行くメンバー。
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そして、各メンバーが “へつる”。。
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こちらは、後方のビレイヤー(確保者)
*移動者の落下防止するためにロープを最後で確保している人
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そんなこんなで、少し早めにビバークポイントに引き返し、
ツェルトを張る。
今回の張り方は自分でも自画自賛。。
ベスト張り方賞受賞だったかも!?(笑)
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夜も更け、また新たに話せたメンバーも増え親交も深まる。。
普段は、県の魚類調査をしていて、淡水魚専門に活動してるとか…

このコースの参加者といろいろ話していると、いわゆる、『Iターン』
で転職をして自身のキャリアはもちろん、それ以上に自然の豊かな暮らし
であったり、ゆとりのあるライフスタイルであったり、人との触れ合いを
大切するなどの考え方を率先している人が多いことに気づく。

この母集団でこれだけの比率だから、長野県内で照らしたらかなりの確率
でそういう人にあたるのだろう。。
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夜が明けた。
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また、前日同様、ガンガン繰り返す!
こんな急登もなんのそので、登っては降りる!
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沢のへつりはトップで行くと、下記のように、フィックスロープを張る
作業を行う。
リーダーコースだから、みんなこれからはトップで行かないと!
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しっかし、疲れた。
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ところで、今回で、沢での足下装備もそうだけど、参加メンバーの屈強な肉体の
持ち主の消防隊勤務、Yくんから(いつも松本までありがとー、彼は
普通に、『あー、この前救助した方は…』なんて、リアルな話を何気なく
サラッと話すお人)ロープ降下仕様のグラブでお奨めを教えてもらった。
トンボレスキューのC307シリーズという、レスキュー部隊も愛用するモデル。
冬期用の防寒タイプもシリーズである。
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早速発注済み。。

山岳では、PETZLが比較的定番だけど、いろいろ教わると、PETZLという
メーカーが慣習的に広まっているという感覚で、とりわけ性能云々で特化
している商品も一部だそう。。

最後に、沢関連では、今回の講師陣、参加メンバー約20名の統計から
下記2社で機能的に充実したものをほぼ揃えられると確信する。
わらじ以外は。。
■モンベル社
http://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=19
■ファイントラック社
http://www.finetrack.com/layering/sawa.html

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今度は、10月にこの七倉沢で!
寒そうだなあー。。
次回こそ沢仕様で完全装備していこう!

続)夏の富士山へ

夜中も打ち付けるように降る雨の音で、意外とすぐに寝付けなかった。
AM4:30頃、外に出てみるとこんな感じ。。
まだ天候は良くはないけど悪くないという微妙な感じ。
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Aくんは起きる気配も全く感じさせない爆睡ぶりで、ロハスさんと話し
『天候不順だし、体調も良くはなさそうだったから寝かせておこう。。』
ということで、2名で出発。
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呼吸に最大限の気を配りながら登っていく。
一般的には、8合目元祖室のあたりから山頂まで2時間。
今回はどれだけのペースで着くだろうかと、サクサクと歩を進める。

はじめの10分程度は、呼吸のリズムを作るのに多少息があがりかけたが、
リズムが固定し始めてくると低山を登るように楽に脚がでる。
こんな勾配もまったく気にならず、急いでいないけど、数10人ごぼう抜き。。
と、リズムを崩さずにきたが、この間、ロハスさんが少しペースを緩めていた。
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まさ『大丈夫ですか?』
ロハスさん『ガス欠のよう…』
もともとロハスさんは高山病の気は無いはず。
よかった。
今回、ロハスさんは、携行食を特に腹にいれず登ってきたみたいだった。
僕は登り始めと同時に、大好きなClif barのゲルshotをチューチューしていた。。
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こっそりでも無かったけど、何も無いと、前夜のカロリーなんて
何処へ状態ですぐハンガーノックになってしまう燃費の悪さなのです。。

今回は、足下注意していたらいつの間にか山頂まで来てしまったという感じ。
元祖室から1時間で到着。
ロハスさんはズット視界で捉えられるように登ってきたが、
天候もますます悪くなって慎重に歩を進めているのが見える。
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4月の雪上訓練以来です。
山頂さんこんにちは!!
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ロハスさんも到着だ!
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お決まりで山頂写真。。
剣が峰は次回で!
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さすが、夏の富士山。
金曜日なのに、小屋は満員。
入る気もせず、お腹空いたから速攻で下山開始!
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とにもかくにも、朝食を元祖室で用意して貰っているし、
ザックもほぼ空できているので本当に速攻下山です!
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元祖室に戻り、Aくんとも再合流し朝食を済ませた。
その後、残りのカメラ設営業務のロケハンをしていると、
2010登山報告会以来で野口健さんと再会。。
サプライズだった! 
某局の番組撮影で来ていたところ、休憩の合間にご一緒させていただいた。

歓談し、今回業務に関連する富士山天拝宮の関係者と元祖室主人と記念写真。
もちろん背景は富士山天拝宮です。
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ちなみに右は、隣接する烏帽子岩神社。
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AM中に業務を済ませた。
実はこんなことをしていた。。
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あとは下界へまっしぐら。
発着地5合目あたりに戻ると太陽が降り注いできた。
今回で天候の悪い(すごくはないけど)富士山も経験できたことは
必要なことだったと理解し、またの富士山計画を綿密に企画している。
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つづく かも。。

夏の富士山へ

夏の富士山登山。。
嬉しいことに仕事が絡んでの山行! 
5合目からスタートをきった。
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詳細はさておき、8合目神社にビデオカメラ設置、他マル秘業務のロケハンだ。。
プロジェクトに加わっているチームモンムッシューのロハスさんも加わり、
カメラ調整にムッシュ繋がりのAくんに手伝ってもらうことで3名でGO!
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登りを感じるまで泉ヶ滝手前まで、雲行きはこんな感じ。。
雲が上がってきているなぁー。。
雨は避けられそうもない天気に。
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Aくん、以前に富士山登って具合悪くなったというわりに
高度慣らしするにはちょっとペース早いよー。
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この泉ヶ滝をさかいに、徐々に勾配へ。。
緑も鮮やかに。。4月に雪に埋もれていた場所とは思えない!
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6合目に到着し、吉田口登山道に合流。
未だ雨は大丈夫だった。。ここら辺りでは。
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おっ、トレイルランナー。
富士登山競走も近いし、、いずれ出場してみよう!
そして、7合目過ぎてからこんな岩場もチラリホラリと。。
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7合目の鳥居荘前でロハスさんとパチリ。。
これには撮ってないけど、ここらあたりで急性高山病の人を多く見かける。。
ぐったり座り込んでしまっている人はみんな顔が蒼白い。
しかし、ネイビーっぽい米国人がやたらと多い。
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8合目の手前、風見鶏付近でわれらAくん(右)も、だいぶグロッキーに…
蒼白過ぎて載せれません。。
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8合目辺りから、雨足、風ともに激化!
宿泊地、8合目元祖室までほとんど撮せず。。
この写真は到着してようやく下界を望んで撮せた写真。。
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そして元祖室到着直前の動画!
[高画質で再生]

富士山天拝宮&烏帽子岩神社 [ショッピングカート]

このあと、設営業務のためのトライアルが消灯まで続く…。。
そして翌日、偶発的なサプライズがあるのも予想さえできずに、
Aくんの寝息を子守唄に就寝した。。

つづく

【第7話】モン・ムッシュー〜夏山に向けて〜

7月最初の週末。
またリーダーコースが始まった。
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今回で4回目、山へは行かず座学がメイン。
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正直助かった。。

実は、この2週間程前から左肩甲骨から上腕部にかけて違和感を感じ、
次第に痛みと痺れが急激に増し、朝の起きがけから七転八倒して
目覚める日々を数日過ごしていた。。

納得のいく診察治療を求めて訪れること4件。
あえてここでは詳細にふれないけど、
ようやく回復しはじめつつある。。

で、そのさなかに、このリーダーコース。
今回はアカデミックにセンター内で講義中心。

■「野生動物の生態と被害対策」
環境省の熊出没対応マニュアルの資料も提供する長野県環境保全研究所の専門研究員、
岸元氏から、北陸、信越地区におけるツキノワグマ論。
無論、以下のような戦闘スタイルを学ぶためではない…(BGM鬱陶しいかも)


■「遭難事例から学ぶこと」
長野県警山岳遭難救助隊 副隊長の岡田氏が講師

平均すると、長野県で年間250回は山岳救助隊が出動している中で、
2011年の警察ヘリコプター捜索回数は既に50回を超え、ダントツの捜索回数だ!
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ちなみに、この資料は本年度1月1日〜6月末日のデータ。
事故の50%以上は北アルプス圏内。
こんな現状をふまえ実話をベースに話がすすむ。

遭難事故のドキュメンタリー映像も見せられたが、
衝撃的過ぎて目頭が熱くなった。。
以下はそれとは違うけど、長野県警山岳遭難救助隊のドキュメンタリーがYou tube に掲載。。


話題が『岳』という映画に及んだが、遭難死体を崖からフォール(落とす)シーン
があるそうで、実際、昨今の日本ではありえないということ。
このおかげで、舞台になった長野県警山岳遭難救助隊はそんなことをするのかっ!
というクレームの電話が相次いだとか…

事実とかけ離れたのはよくないですね。。

■「ビバーク技術」「簡単なロープワーク」
リーダーコース生が一般参加の人に教えながら復習。
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ツエルトという簡易テントを体験しながら、スリングという平たい輪っかロープで作る
簡易ハーネス(身体を支える機材)や、滑落防止のためのバックアップの方法など、
登攀コースにロープを張って移動することを想定したロープワークを繰り返した。 

ちなみに、赤シャツは僕です。。
 
■「登山の生理学」
日赤救急法指導員の方から
「水分摂取と脱水と熱中症」
「急性高山病AMS」
「低体温症」等について

中でも、面倒かもしれないけど以下のカロリー消費公式と
行動時間に対する水分消費量を頭に入れておくといい!
登山中のエネルギー消費量(kcal)=
【1,8×行動時間(h)+0,3×歩行距離(km)+10,0×上り累計標高差(km)
+0,6×下り累計標高差(km)】×体重(kg)+ザック重量(kg)

水分消費量=体重(kg)×5g×行動時間(h)
1時間につき、体重1kgあたり5gの脱水
(*荷重、標高、季節関係無し 尿、大便、呼気、汗の合算)
例)体重50kg、行動時間6時間 50×5×6=1,500ml 

実習では「前腕の骨の骨折の手当て」「下腿骨骨折の手当て」の復習。
これまた、リーダーコース生が一般参加の人に教えながらだった。。
 

■「地図の読み方の基本」
国土地理院発行の1:25,000地形図「白馬町」を使って地図読みの繰り返し。
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また、地図とコンパスワークで
「目標の方向確認」(現在位置がわかっている場合)と
「現在位置の確認」(地図上の特徴地点がわかっている場合)
について講義後、センター屋外にてケーススタディ 。
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しかし今回の北アルプスは暑かった。。

センター周辺の虫たちも暑がっているようだった。
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次回は今週末。
七倉沢という沢スジでの実践訓練。
ハンマーでハーケン(金属製クサビ)打ち込みも加わり本格度全開。。
よしっ、張り切っていこう!

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